独立前必見!フリーランスになりたいエンジニアがやるべき事8つ
2021年3月15日 掲載
「フリーランスエンジニアとして独立したいけど、どんな準備をすれば良いか分からないから動き出せない」
本記事ではこのような悩みを解決します。
会社を辞めて独立するのに不安のある方もいると思います。
たとえば、「仕事がなくなったらどうしよう」「周りの人から理解を得られなかったら……」、など。
会社を辞めるというのは大きな決断であるため、不安が伴うのは当然です。
不安すぎて中々独立に踏み出せないサラリーマンの方も多いのではないでしょうか?
そこで、独立前に十分な準備をすることをおすすめします。
そうすることでフリーランスになる不安を減らすことができます。
本記事では、フリーランスになるために準備すべきことを紹介します。
独立前に準備しておくことで、独立後に慌てることなく、本業に集中することも可能になります。
フリーランスを目指している方は本記事を参考にして、独立準備をやってみてくださいね。
1. 準備する事1:これまでの経歴(ポートフォリオ)をまとめる
まずやるべきことは、これまでの自分の実績や制作物をポートフォリオにまとめることです。
ポートフォリオはフリーランスにとって必要不可欠なものであり、営業時に使うことになります。
フリーランスに仕事を任せる企業は、「この人に任せて大丈夫だろうか?」と不安に思っていることも多いです。
しかし、事前にポートフォリオを見せることで、その人がどんな技術を持っているかが分かるため、企業側を安心させることができます。
ポートフォリオを見せるか見せないかでは、案件獲得率が大きく変わってきます。
特に駆け出しフリーランスの頃は、案件が中々獲得できないことも多いので、ポートフォリオを提示して少しでも獲得率をアップさせましょう。
ポートフォリオの書き方
案件を獲得できるポートフォリオにするコツは、自分が今まで培ってきた技術を余すことなく詰め込むことです。
たとえば、Webサイトならシンプルな作りよりも、レスポンシブデザインにしたり、JavaScriptでアニメーションを作成したり、技術力があることをアピールできるようにしましょう。
また、コードを綺麗に整えることも重要です。
コードの読みやすさもエンジニアの評価ポイントですので、練習用に作ったコードでも業務レベルに仕上げましょう。
また、ポートフォリオには以下の事項を記載するのも忘れないようにしましょう。
- 経験年数
- 開発環境
- 経験言語
自分が今までどんな開発をし、どんなスキルを培ってきたのか、クライアントに分かるようにすることが重要です。
2. 準備する事2:複数のフリーランスエージェントに登録する
フリーランスエンジニアになるなら、フリーランスエージェントには登録しておくべきです。
フリーランスエージェントに登録すると、一人一人に担当者がついてくれます。
担当者はフリーランスと面談を行い、フリーランスの希望に合った案件を紹介してくれるのです。
フリーランスエージェントを利用すれば自分で案件を探す必要はありませんし、プロが優良な案件を選んでくれるため安心です。
また、フリーランスエージェントは企業とのやり取りや契約処理なども代行してくれます。
駆け出しフリーランスは自分一人で案件を獲得するのが難しいので、フリーランスエージェントの利用をおすすめします。
エージェントごとに独自のサービス(確定申告を税理士に代行できる、マージンを公開してくれる、など)もありますので、各エージェントのサイトをチェックしてみましょう。
フリーランスエージェントは複数利用がおすすめの理由
フリーランスエージェントは複数利用する方がおすすめです。
なぜなら、自分と相性の良いエージェントと良くないエージェントがあるからです。
相性が良いかを見極めるには、複数利用してそれぞれのサービスを比較するしかありません。
また、エージェントによって保有している案件の種類も異なります。
例えばA社ではリモート案件が多い、B社では上流工程の案件が多い、C社ではクリエイター向け案件が多い、など。
そのため、複数のエージェントを利用することで、様々な種類の案件に触れることができます。
こういった理由から、フリーランスエージェントは複数利用がおすすめです。
複数利用しても特に担当者から文句を言われることはありません。
むしろ、他社に負けまいと優良案件を積極的に紹介してくれる可能性もあります。
3. 準備する事3:SNSに登録する
フリーランスになる前にSNSに登録することをおすすめします。
なぜなら、フリーランスはSNS経由からも仕事を得られるからです。
たとえばTwitterで「プログラマー 募集」と検索すると、いくつかの企業がフリーランスを募集していることがわかります。
こういった企業にDMを送ることで、案件を獲得できる可能性があります。
SNS経由で仕事を得る場合、マージンを支払わなくて良いため、手取りを多くできるメリットがあります。
また、SNSを利用することで他のフリーランスと繋がることもできます。
フリーランスと繋がれば、仕事関連の情報を得ることも可能です。
たとえば、トレンドの技術分野や確定申告のコツ、など、他のフリーランスからリアルな情報を得られますよ。
フリーランスを目指す方は、今のうちにTwitterやFacebookは登録しておきましょう。
フリーランスコミュニティに登録するのもおすすめ
SNSの他には、フリーランスコミュニティに登録するのもおすすめです。
フリーランスコミュニティに参加することで、フリーランス仲間を作ることができます。
フリーランスは自分を律してくれる上司がいないため、長く続けていると、中だるみしてしまいがちです。
ですがそんなとき、一緒に頑張る仲間がいればモチベーションがアップしますよね。
また、先輩フリーランスに仕事で困ったことを相談できたり、仲間から案件をもらえたりすることもあります。
フリーランスは個人の戦いになってしまいがちですが、人脈を作ることも大切なのです。
フリーランスコミュニティはたくさんあるので、どれか1つ所属してみてはいかがでしょうか?
4. 準備する事4:週2回の案件、副業を試してみる
フリーランスになる前に、週2回だけで良いので、副業で案件を獲得してみることをおすすめします。
副業を試してみることで、自分が本当にフリーランス向きかが分かるからです。
たとえば、技術力が足りているのか、営業力はあるのか、などが判明します。
フリーランスになってみたものの、フリーランスが向いておらず、お金を稼ぐことができない人は多くいます。
一度フリーランスになると、また1から転職先を探さなくてはいけないので大変です。
独立する前にまずは週末だけでも副業で稼いでみましょう。
副業案件の探し方
副業でエンジニアをやる場合、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを使って探すのがおすすめです。
これらのサイトには週末の空いた時間でできる簡単な仕事がそろっているからです。
フリーランスエージェントの方が単価は高いですが、副業ワーカの場合利用を断られてしまうことが多いので注意です。
クラウドソーシングでまずは副業を試してみましょう。
5. 準備する事5:3ヶ月分生活出来る貯金をする
フリーランスになるのなら、最低でも3ヶ月分の生活費はを用意しておきましょう。
たとえば、ボーナスを貰ってから独立するなどして、上手く貯金を確保するのが良いです。
もちろん、もっと貯金ができるのであれば、するにこしたことはありません。
なぜ貯金が必要かというと、フリーランスになっても駆け出しの頃は、あまり稼げない人が多いのが現実だからです。
貯金があれば最初の数ヶ月稼げなくても、とりあえず生活はできるので安心感があります。
また、独立してからもフリーランスは、なるべく貯金を確保しておくようにすると良いです。
貯金があれば安心感を得られるため、日々のストレスがなくなり、本業に集中することができます。
6. 準備する事6:正社員の間に使える信用を使う
フリーランスは正社員に比べ、社会的信用が薄いと言われています。
実際、フリーランスはクレジットカードが作りにくかったり、ローンを組みにくかったりすることが多いです。
そのため、正社員の間に使える信用は使ってしまうようにしましょう。
特にクレジットカードは独立前に作っておいた方が良いです。
すでにクレジットカードを持っている人も、仕事用のクレジットカードを別に作ることをおすすめします。
なぜなら、仕事用のカードを作っておけば、確定申告のときに経費の計算が楽になるからです。
確定申告は意外と面倒で本業の時間を割かれることになるため、前もって準備しておきましょう。
また、正社員の間に保険に入ったり、住宅ローンを組んだりするのもやっておく方が良いです。
フリーランスになってからではできないことは、一通り済ませておくのが基本と言えます。
7. 準備する事7:周りの理解を得ておく
フリーランスになる前に、周囲の人の理解を得ておくことを忘れず行いましょう。
特に両親には、フリーランスになることは前もって伝えておいた方が良いです。
先程解説した通り、フリーランスは社会的信用が低いため、フリーランスになることを快く思わない人も多いです。
そのため、フリーランスになることを事後報告した場合、両親から心配されるかもしれません。
両親に反対された場合は、貯金を用意していること、副業ですでにいくらか稼いでいること、などを伝え、説得するのが良いでしょう。
具体的な数字を提示すると説得力が増すのでおすすめです。
なお、両親にずっと伝えない人もいますが、あまりおすすめはしません。
両親に伝えておいた方が、最悪稼げなくなったときに、お金を貸してもらえたりするからです。
また、仕事の話をしている最中にバレてしまうこともあります。
このように、フリーランスになる前に周りの理解を得ておくことは重要です。
8. 準備する事8:すぐに案件をもらえる状態にしておく
フリーランスになる前に、すぐに案件をもらえる状態にしておきましょう。
繰り返しになりますが、駆け出しフリーランスの頃は案件獲得に苦労します。
何件も営業を行ってようやく一件案件を獲得できることがほとんどです。
そのため、案件がない状態で独立すると、しばらく収入がない状態が続いてしまいます。
この状態を避けるために、予め案件を確保しておくことをおすすめします。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングですと、独立前でも案件を獲得しやすいのでおすすめです。
案件を予め確保しておけば、フリーランスとしてスタートダッシュを切ることができます。
駆け出しフリーランスが案件を獲得するコツ
案件を獲得するコツはクライアントの要望をしっかり理解することです。
クライアントがどんな技術力を欲しているのか分析し、自分にその技術があることを示せば、案件獲得率がアップします。
また、システム開発を行うのに、どれくらい工数がかかるのかも営業時に示しましょう。
なぜなら、ITに明るくないクライアントも多く、システム開発にどれくらい時間がかかるかわからず手探りでエンジニアを募集しているケースも多いからです。
「これぐらいかかりますよ」と事前に教えることで、クライアントも安心して仕事を任せてくれます。
案件を獲得するには技術力を高めるのも大事ですが、クライアントから信頼されるのも大事ですね。
特にクラウドソーシングでは、お互い顔が分からないまま契約を行うため、「この人はちゃんと仕事してくれるのだろうか」と不安に思うクライアントは多いです。
クライアントから信頼されるような営業を心がけましょう。
正社員のうちにフリーランスとしての信用を稼いでおこう
本記事ではフリーランスになりたいエンジニアがやるべきこと、について解説しました。
独立する前のエンジニアがやるべきことが、お分かり頂けたかと思います。
フリーランスになった当初は信用がなく、すぐに良い案件も見つかりません。
正社員の間にフリーランスとしての信用を稼いでおけば、フリーランスになった時にすぐに案件をもらえるので、事前準備はしっかりしておきましょう。
フリーランスを目指す方は、ひとまずクラウドソーシングとフリーランスエージェントに登録することをおすすめします。
最初は週2回程度で良いので、実際に案件を獲得し、自分が本当にフリーランス向きかを確かめてみましょう。
フリーランスになっても安定した生活を維持するためには、情報収集が重要です。
「フリーランスで自由を手にし、生き方・働き方をより幸せに、日本をより良い国にする。」を理念に、デザインスクールをはじめとした事業を展開している日本デザインのサイトで情報収集を行うのもおすすめです。
日本デザイン|フリーランスの知りたい!知りたかった!が見つかる情報サイト
本記事がフリーランスを目指す方にとって有意義なものとなれれば幸いです。