フリーランスエンジニアの単価交渉9個のコツ

エンジニアフリーランス単価交渉高単価

2021年3月17日 掲載

自分で案件を獲得するフリーランスエンジニア。

案件の単価によって生活水準が変わってくるなど、単価は非常に重要です。

では単価を上げるためには交渉時に何をすべきなのでしょうか?

実は、すぐに使える、フリーランスのための単価交渉術があるんです!

今回は単価交渉で成功するためのコツをご紹介します!

フリーランスが単価交渉をする際、どのような準備をすれば良いか?

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フリーランスが単価交渉をする前段階の準備を紹介します。

何の準備なしに単価交渉しても、成功は望めないでしょう。

どうすればクライアントに単価アップを認められるのか、よく考えて行うことが重要です。

本項目を読んでしっかりと準備を行いましょう。

フリーランスエンジニアとしてのスキルアップ

まずはやはり、フリーランスエンジニアとしてのスキルを上げることが重要です。

単価に見合うスキルを持っていないと、単価上昇には繋がらないでしょう。

特に、トレンドのスキルを身につけておくのがおすすめです。

会社が導入を検討しているトレンドスキルを身につければ、その会社で活躍することができます。

それまで用いなかった技術を導入することで、売上を一気にアップさせられる可能性があるでしょう。

そうなれば、更に単価を上げることもできるかもしれません。

単価を上げたい場合は、まずはスキルアップすることが基本です。

相場観の分析、売上・コスト削減にどれだけ寄与するか

単価交渉する前に、相場観の分析は行う必要があります。

今貰っている報酬が果たして標準に比べて、どうなのか調べておきましょう。

もし標準よりも明らかに低いなら単価交渉の余地がありますし、標準より高いなら単価を上げるには、更に期待に応える必要があります。

また、自分が会社の売上やコスト削減にどれだけ寄与しているか、分析することも重要です。

当然ですが、会社は基本的に利益を多く生み出しているフリーランスに、多くの報酬を与えます。

具体的に自分がいることで、売上がどの程度上がっているか把握するのが重要です。

把握しておけば単価交渉で、「これだけの売上が上がっています」と説得力のあるアピールができます。

相場観の分析および自分の貢献度の把握は大切です。

フリーランスエンジニアが単価を上げるための交渉のコツとは?

フリーランスエンジニアが単価交渉をするためのコツを紹介します。

「単価交渉をしたけど上手くいかなかった」「クライアントとの関係を悪くしてしまった」

こういったケースはよくありますので、コツをしっかり抑えておくのが重要です。

能力を全力でプレゼンしよう

自分の能力面は全力でプレゼンするのが基本です。

能力を過小評価されてしまうと、単価上昇はほぼ不可能と言って良いです。

過小評価されないようなプレゼンを心がけましょう。

自分の持っているスキルセットを提示し、それぞれどの程度行えるのか、具体的な数字で示すのが肝心です。

遠慮することなく、自分の能力をアピールしましょう。

【SNS】

収集・分析したデータをクライアントに提示する

単価交渉前に収集したデータは、クライアントに提示しましょう。

たとえば、単価の相場に関するデータや、自分がいることによってどのくらい売上がアップしたか、などです。

前所属の企業や、前に請け負っていた案件のデータを紹介するという形でもいいかもしれませんね。ただし、情報の持ち出しなどのコンプライアンスには十分注意しなければなりません。

データを用いることで、単価交渉時に主張する金額に、客観性を持たせることができます。

ただしそのためには、相場や需給の傾向をしっかり分析しないといけません。

業界紙や業界動向を定期的にチェックすると良いでしょう。

クライアント側のメリットを具体例を用いつつ説明する

単価交渉時に忘れてはいけないのが、クライアント側のメリットを提示することです。

たとえば、「単価アップすればトレンド技術習得に更に力を入れ、その技術で売上が増やせる」など。

他にも、「仕事をこなすスピードを上げることで、他のフリーランスに委託していた費用が浮く」なども良いでしょう。

クライアントの視点からみて、どうすれば得なのかを考えることが重要です。

相手のメリットも提示しないと、「なぜわざわざ支払い金額を増やさないといけないのか」と思われてしまいます。

【SNS】

フリーランスエージェントへの登録

単価交渉が苦手という方は、フリーランスエージェントに登録するのがおすすめです。

フリーランスエージェントでは、自分に合った求人を紹介してくれます。

しかし、メリットはそれだけではありません。

フリーランスエージェントの担当者は、クライアントとフリーランスの仲を取り持ってくれるのです。

そのため、単価交渉もフリーランスエンジニアの代わりに行ってくれます。

フリーランスエージェントを経由で案件に募集する場合、報酬の10~25%程度をエージェント側に支払う必要があります。

一見損なようですが、担当者に交渉してもらって単価がアップすれば、むしろ得をする可能性もあります。

単価交渉したけど失敗した、という方はフリーランスエージェントへ登録してみましょう。

フリーランスエンジニアの単価交渉のタイミングとは?

単価交渉のやり方も大事ですが、単価交渉のタイミングも同じぐらい大切です。

適切なタイミングで行うことで、交渉の成功率がアップするでしょう。

クライアントの視点から見ても自然なタイミングで、単価交渉を行うことが重要です。

そこで、フリーランスエンジニアの有効な単価交渉のタイミングを紹介します。

新たな案件が依頼された時

新しく案件が依頼された時は、絶好の単価交渉の機会と言えます。

なぜなら、仕事内容や仕事量が変われば、単価も変えてもらうことに正当性が生まれるからです。

新たな案件が依頼される度に単価を上げ続ければ、必然的に受託する単価自体も上がります。

クライアントとの契約更新時

もう一つのタイミングが、クライアントとの契約更新を行う場合です。

常駐型で働いている場合、一つのクライアントと長く付き合っていることが多く、定期的に契約更新することになります。

契約更新は一つの節目ということもあるので、ぜひ単価交渉を行ってみましょう。

たとえば、個人契約がなされる他の業界としてプロスポーツ選手などがあります。

プロスポーツ選手も契約更新時に年俸がアップすることが多いです。

そのため、フリーランスエンジニアも同じく、契約更新時に単価アップを依頼するのは自然と言えます。

【SNS】

 

フリーランスの単価交渉の注意点とは?

フリーランスの単価交渉に関する注意点を紹介します。

トラブルに巻き込まれたり、クライアントとの関係を悪くしたりしないためにも、これらの注意点には最低限気をつける必要があるでしょう。

交渉時に無理な値上げはしない。

無理な値上げはせず、あくまで良識の範囲で行いましょう。

相場観を事前に調べ、それよりはるかに上の金額は要求しないようにすべきです。

無理な値上げをすると、クライアントとの関係悪化により、案件を受託できなくなるかもしれません。

また、遺恨を残す形にもなり得ます。

お互いに気持ちよく契約するためにも、無理な値上げはしないようにしましょう。

値下げ交渉には応じない。

フリーランスエンジニアが値上げ交渉をするのとは逆に、クライアント側が値下げ交渉をしてくることがあります。

値下げ交渉には、基本的には応じないようにしましょう。

値下げ交渉に応じると単純にモチベーションダウンに繋がりますし、自分の市場価値を下げることにもなります。

値下げ交渉に応じるなら、他の案件を受けた方が良いです。

もし、他に受けられる案件がないのなら、フリーランスエンジニアのスキル不足が問題であるため、それは別途解決する必要があります。

特に、消費税関連の値下げには要注意です。

消費税はクライアントが必ず支払うべきものであり、もし「消費税分をまけて欲しい」など言われたら、きっぱり断ることが肝心です。

相手からの値下げ交渉には気をつける必要があります。

労働内容と報酬の吟味を。

労働内容と報酬の吟味も行うべきでしょう。

単価が上がっても、それに見合わない労働時間の増加では意味がありません。

契約更新時に単価交渉する場合は、今後の労働内容に変化があるのかも、確認した方が良いです。

まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアの単価交渉のコツについて解説しました。

本記事で解説した内容は以下の4つに集約されます。

・単価交渉には準備も大切です。

・単価交渉では客観性が必要とされます。

・無理な値上げはしないようにしましょう。クライアントの信頼を失いかねません。

・単価上昇に成功しても、労働内容と報酬はきちんと確認しましょう。

単価交渉をする場合事前準備が要となります。

単価相場観点を調べるなどし、自分に影響で企業の売上などにどんな影響を及ぼしたか、リサーチしておきましょう。

そして、リサーチ結果は単価交渉時に提示するのが肝心です。

客観的な数値を提示すること、単価交渉の説得力が増し、成功率が増すでしょう。

ただし、無理な値下げだけはしないように心がけてください。

相場観を踏まえつつ、良識の範囲の金額を要求することが重要です。

また、単価だけでなく労働内容もしっかりチェックしておくことが肝心です。

単価が上がってもその分労働時間が増えていては、結局損をしてしまっていることがあります。

もしどうしても単価交渉が難しい場合、転職エージェントに相談するのもおすすめです。

転職エージェントの担当者に、クライアントとの交渉を代行してもらいましょう。

本記事が単価交渉で悩むフリーランスエンジニアの方にとって、有意義なものとなれば幸いです。

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