エンジニアに転職する際の資金とその内訳、必要な貯金額とは?
2021年3月17日 掲載
エンジニアに転職する際にお金がいくらぐらい必要なのか、分からない方も多いかと思います。
エンジニアになる方法や転職のコツについて解説された記事は多いですが、お金回りに関する記事は少ないです。
エンジニアに転職する際は予想外の支出があるかもしれません。何にどのくらいお金がかかるのか、事前に把握しておくことが重要です。
そこで本記事では、エンジニアへの転職時にとの程度お金をかかるかをまとめました。
具体的に生活費何ヶ月分のお金を用意すべきか、結論を出しています。
本記事を読むことで、転職活動に関するお金回りの疑問は解決することが可能です。
転職活動を控えている方はぜひ本記事をお読み頂けたらと思います。
エンジニアへの転職時、どのくらいの資金が必要なのか?
エンジニアへの転職時にお金がどの程度いるかまとめました。
また、転職活動にはどの程度の時間を有するかも解説してあります。
まずはエンジニアへの転職に関する基礎知識を抑えましょう。
目安は4~5ヶ月分の生活費!
結論から言うと、4~5ヶ月分の生活費は用意しておく必要があります。
だいたい、70万円前後あれば安心でしょう。
「そんなに?」と思うかもしれませんが、多いに越したことはありませんし、交通費やセミナー代などを合算すれば、結構かかることも多いです。
特に転職活動が長引くと、予想以上の支出が発生する可能性もあるでしょう。
転職を決める前に、資金はある程度用意しておくことをおすすめします。
【SNS】
転職活動自体2ヶ月程度かかる!
転職活動はだいたい2ヶ月程度かかります。
ただし、あくまで平均であり1ヶ月かからない人もいれば、半年近くかかる人もいます。
未経験からエンジニアに転職する場合、どうしても転職活動期間が長くなるのが現状です。
そのため、現職は辞めずに続けながら転職活動するのが良いでしょう。
在職中に転職するなら収入は確保されますが、離職後であれば退職時の退職金以外の収入はありません。
転職後も、初任給が出るまで収入がない訳ですし、転職活動と現職は両立する方が良いです。
一般の業種と同様の支出とは?
他の業種と同様の支出に関して解説します。
転職活動において、どういったものにお金がかかるのか見ていきましょう。
転職活動自体が初めての方は要チェックです。
面接に関する支出
面接に行くためには交通費や宿泊費がかかります。
最近は、SkypeやZoomで面接を行うところも増えましたが、全ての企業が導入している訳ではありません。
交通費が支給される場合も少ないでしょう。
また、スーツ代ももちろんかかります。
私服で出勤OKの会社でも、面接はスーツを着ていく方が良いでしょう。
その他、ボールペン、メモ帳など雑費もいくらかかかります。
こういった面接に関する支出は、多めに見積もっておくと良いでしょう。
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業界に関する知識を得るための書籍・雑誌代など
面接対策だけでなく、転職を視野に入れている業界に関する知識を得るための「業界研究」も必要です。
業界研究をしないと、志望する業界が本当に自分に向いているか分かりませんし、面接で業界知識がないことを見抜かれると採用に至らない場合も少なくありません。
業界研究をする場合、企業のホームページを見ることも大切ですが、書籍や雑誌に掲載されている少しマニアックな情報を知ることで、より深く業界研究をすることが可能です。
業界研究のための書籍や雑誌などのお金もある程度かかるでしょう。
場合によっては引っ越し代も!
自宅とは異なる地方への赴任が命じられる場合は、引っ越しが必要となります。
転職後の会社から補助が出るとはいえ、少なくない額を支出しなければいけません。
赴任が命じられるかは、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
また、引っ越し代がかかる場合は、転職前に必要な額を確保しておく必要があります。
エンジニアに転職する際に特有の支出は?
つづいて、エンジニアに転職する際、特有の支出に関して解説します。
上記で解説した支出以外にも、エンジニアに転職する場合、様々の支出が発生します。
エンジニア職への転職を目指す場合、これからご紹介するような支出があることも把握しておきましょう。
スキルアップのためのプログラミングスクール代!
「未経験可」の求人に応募する場合でも、一定程度のプログラミングスキルは求められます。
エンジニアに転職する場合、プログラミングを勉強しておく必要があります。
プログラミングは独学でも習得可能ですが、続かなかったり分からないところを解決できなかったりすることもあるでしょう。
そういった場合、プログラミングスクールに通う手もあります。
プログラミングスクールなら先生が基本から教えてくれるので、挫折せずに継続できるはずです。
ただ、プログラミングスクールは料金が結構高く、安くても30万円程度は必要でしょう。
また、プログラミングスクールは一括払いである場合が多いです。
そのため、プログラミング代を事前に用意しておく必要があるでしょう。
プログラミングスクールは料金は高いものの、料金に見合う成果があることは確かです。
セミナー、勉強会への参加費も必要に!
エンジニアを目指すためスキルアップするなら、セミナーや勉強会への参加もおすすめです。
セミナーに参加することで、人脈を形成できたり、会社を紹介してもらえたりするメリットもあります。
セミナーや勉強会への参加費も考慮しておきましょう
また、参加の際には別途移動費や宿泊費も必要になります。
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エンジニアの転職活動に必要な貯金額の目安とは?
エンジニアへの転職は様々な支出があることがお分かり頂けたかと思います。
続いてエンジニアの転職活動に必要な貯金額を解説します。
どのくらい貯金があれば安心して転職活動に専念できるのか、まとめました。
1年分の生活費があるのが理想!
結論から言うと、1年分の生活費があるのが理想です。
特に会社を辞めてから転職活動する人は、なるべく多くの貯金があった方が良いでしょう。
また、プログラミングスクールを受講する場合は結構お金が必要になります。
もちろん1年分はあくまでも理想であり、用意できなくてもかまいません。
できるだけ多くの貯金を用意する努力をするのが、肝心と言えるでしょう。
コロナ禍にあり先行きも不透明なため、多くの貯金があった方が安心して転職活動を行うことができる
今は特にコロナ渦というのが大きいですよね。
先行きが不透明な状況下であるため、なるべく多くの貯金があった方が安心できます。
コロナの影響で、売り手市場から買い手市場に採用市場は変わってしまいました。
IT業界は求人倍率が他の業界より高いですが、例年よりも厳しい状況であることは事実です。
また、お金に関することをあまり気にしなくて良い状況を作ることで、より良い転職活動ができるでしょう。
お金以外にも、面接で話す内容、身だしなみ、面接で提出するポートフォリオなど、気にすべきことは多くあります。
面接対策にどれだけの時間を割けるかが、転職活動を成功させるか否かの分かれ目でしょう。
転職後、給料をもらうまでの間に、転職活動の費用以外にお金がかかることもありうる!
転職後にかかるお金のことも、考えておく必要があります。
コロナの影響で今企業は働き方を変えており、特にリモートワークを導入する企業が増えているのです。
リモートワークを導入する場合、自宅にもハイスペックなPCが必要になる可能性もあります。
理由としてはプログラミングはスペックの低いパソコンだと作業効率が悪くなること、高度なプログラミングに対応できない場合が多いからです。
特に未経験からエンジニアに転職する場合、仕事が他の人よりできない訳ですから、PCだけでも他のエンジニアと同等なものにした方が良いでしょう。
他にも、リモートワークだと、電気代なども自己負担になる可能性があります。
転職後給料が入るまで1ヶ月かかる訳で、給料日までにお金に困ることがあったら大変です。
転職活動の費用意外にお金がかかることも、予め想定しておきましょう。
まとめ
本記事ではエンジニアに転職する際の資金について解説しました。
本記事で解説した内容は以下の4つに集約されます。
・転職活動時、活動費として4~5ヶ月分の生活費が必要となります。
・エンジニアに転職する際はスキルアップのための支出もありうる。
・貯金は1年分の生活費が理想!
・転職後もリモートワークへの対応など、お金がかかるかもしれない点には注意したい!
転職活動は様々な支出があるものです。
面接に行くための交通費や宿泊費など、小さいものでも積もれば大きいでしょう。
活動費として4~5ヶ月分の生活費は、用意しておきたいところです。
また、エンジニアに転職する場合、スキルアップのための支出もプラスされます。
特にプログラミングスクールに通う場合、30万程度のまとまったお金が必要なので要注意です。
一般の転職より多額が必要となることもふまえると、エンジニアへの転職をする前に1年分くらいの生活費は用意したいです。
また、転職後もリモートワークに使うパソコン代などでも、想定外にお金がかかる恐れがあります。
資金面について万全の備えをしておくことで、転職活動そのものに集中することができます。
そうすれば、未経験からでもエンジニアに転職できる確率が上がるでしょう。
エンジニアへの転職を目指す方は、今のうちに資金がどれくらい必要をまとめておくことをおすすめします。