リモート終了?エンジニアのリモートワーク動向と将来:アンケート調査
2023年6月15日 掲載
2023年5月、株式会社セルバが運営するITエンジニア専門転職サービス「テックゲート(https://tecgate.selva-i.co.jp/)」では、200人の会社に就職中のITエンジニアを対象にリモートワークに関するアンケート調査を実施しました。以下、エンジニアの働き方の変化と今後の予測について報告いたします。
エンジニアのリモートワーク状況
まずはリモートワークて集計結果を提示いたします。
調査結果から、半数近くのエンジニアが「フルリモート」「月に数回程度出社」「週1~2日程度出社」のいずれかを選び、週半分以下の出社率を実現していることが分かりました。
また、「半々程度」を含めると50%以上のエンジニアがリモートワークを実施しています。エンジニアは主にPCがあれば作業が可能なため、自宅でも作業が可能であり、成果物の管理もしやすいという利点があるようです。
今後の自社のリモート体制予想
今後の自社のリモートワークに関しての予想も集計いたしました。
50%以上のエンジニアが「体制に変更なし」と回答しましたが、40%近くのエンジニアが「リモートワークの機会は減りそう/なくなりそう」と回答しました。多くの企業がコロナ禍でリモートワークに移行したため、状況が収束すれば出社割合を増やす方針になる可能性が高いと予測されます。
エンジニアのリモートワーク希望
リモートワークへの希望についても集計いたしました。
実際に働くエンジニアの意見を調査した結果、最も多い希望は「フルリモート」で、次いで「週に数回は出社したい」となりました。これらの選択肢を合わせると、約60%のエンジニアがある程度のリモートワークを希望していることが分かりました。
ただし、「フルリモートが良い」と回答した方以外の約60%はある程度の出社も望んでいると言えます。
【参考】年収とリモートワーク
リモートワークと年収の相関性についても何か相関関係あるか調査いたしましたが、相関関係は少ないとの結果が示されました。エンジニア業界ではスキルや成果が評価されるため、働き方が待遇に大きな影響を与えることは少ないようです。
【参考】年齢とリモートワーク希望
年齢のよってリモートワーク希望についての考え方も違うのかも集計いたしました。調査結果からは、50代のエンジニアはリモートワークをあまり希望していない一方、20代や40代ではリモートワーク希望者が多く見られました。また、30代のエンジニアはリモートワークへの希望が比較的薄い傾向があります。
まとめ
多くの企業は、コロナの影響が軽減されるにつれて出社割合を増やす方針になると予想されます。一方、実際にエンジニアとして働いている人々は、出社とリモートのバランスを重視する傾向がありました。
結果として、心地よい働き方を求める人が多い一方で、コロナ禍での働き方からの変更を迫られることに伴い、転職を考える人も増えるでしょう。企業は人材確保のため、コロナを考慮せずに働きやすい環境を整備する必要があり、個人個人も自身の働き方について改めて見つめなおす必要があると感じられます。
株式会社セルバは、インターネットのウェブサイト企画、立案、制作運営を中心に活動しています。セルバは自社求人サイトを運営し、その中の一つである「テックゲート」は、ITエンジニアに特化した転職サイトとして提供されています。セルバはエンジニアにフレンドリーなサービスを提供することに注力しており、最近ではHR領域での事業拡大にも力を入れています。
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