株式会社Builds 馬場氏|平均年齢22歳前後!未経験から育てる上昇志向の高い組織とは
2021年9月22日 掲載
この度、株式会社Builds 馬場氏にインタビューさせていただきました。
プロフィール
株式会社Builds CTO 馬場 貴生 氏
東京大学工学部システム創成学科卒。東京大学在学時の2018年12月に社長の橋本に誘われ、株式会社Buildsに参画。学業と両立しながら、高学歴限定採用プラットフォーム 「JobShot」の開発を行う。現在はCTOとして複数サービスの開発責任者を務める。
事業概要
簡単に事業概要について教えてください。
弊社では採用領域の「JobShot」、教育領域の「スタディコーチ」、フィットネス領域の「CLOUD GYM」の3つのサービスを提供しています。
様々な市場においてサービス展開をしているため、一貫性がないようにも見えますが、「オンライン」×「コーチング」により、人生が変わる転機となるようなサービスづくりを意識しています。
フィットネスのサービスを立ち上げたきっかけは何でしたか?
社内の知り合いにリアル店舗で働いているトレーナーの方がいらっしゃったのですが、コロナの影響でお客様がジムに来ることに対して不安を抱えているとの話を伺いました。
そこで「オンラインで何か価値提供できることはないか」という課題とコロナ太りの課題の解決をしたいという思いから、ターゲット選定・提供内容を詰めてサービス化しました。
組織について
会社の組織形態はどのような形ですか。
社員5名とインターン生18名ほどで運営しています。社員は全員学生時代からBuildsで働いており、そのまま大学卒業後も働いています。
また、社内の平均年齢が22歳前後とかなり若い組織になっており、成功したいという上昇志向の強い人が多く集まっている組織です。
採用要件についてーポテンシャル採用もー
学生インターンメンバーの採用はどのような採用要件でしょうか。
自社サービスのJobShotやリファラルなどで、学生インターンを採用しています。
実際に、教育サービスのスタディコーチのエンジニア2名はJobShot経由で応募してくれたインターン生です。基本的に未経験でも社内で活躍できるなという見込みがあれば採用しています。初期フェーズでは未経験の人が多かったので、一緒に勉強しながらスキルアップをしていきました。
現在ではこれまでの開発経験やポテンシャルを見ながら採用させていただいてます。
未経験の方が実装をできるようになるまで、どの程度の時間がかかるのでしょうか。
約1か月程度ですね。もちろんその方の成長スピードなどにもよりますが、結構早い段階から実装も担当してもらうようにしています。
実際の現場で開発をしてもらった方が成長が早いですし、何より自分が開発したものを世の中に公開できる楽しさを味わってもらった方がその方にとってもいいと考えています。
なので最初は細かく小さいレベルのタスクを任せていきながら、徐々に大きいタスクを担当してもらうように意識しています。
開発の環境について教えてください。
3つのサービスでそれぞれ在籍しているメンバーの得意分野や言語などを考慮しながら選定しています。新しい技術に挑戦することも頭に入れながら、フェーズや開発コストなどを考え最適な環境は何かを常に考えています。
今後の採用について教えてください。
会社やサービスの売り上げ・規模の成長に伴って、新たなエンジニアやデザイナーの採用を進めていきたいと考えています。
これまでは学生インターン生を中心に開発してきましたが、今後は徐々に社会人メンバーにも加わっていただく必要もあると思います。ただ学生でも活躍できるというのを在籍しているインターン生たちが示してくれているので、今後もインターン生の採用は続けていきたいですね。
エンジニア採用の課題
エンジニア採用で難しいと思うことはありますか?
エンジニアを採用する際にスキル面を見ることが多いと思いますが、人事の方がエンジニア経験のない方だとそのスキルがどれぐらいのレベルなのか判断するのは難しいですよね。また、エンジニアの方の採用面接って他のビジネス職採用の時と同じような志望動機とかの質問をしても、あまり意味のないものになってしまうような印象があります。
なのでビジネス職志望の方の採用と異なった考えや対応が必要になってくると思います。他の企業さんの多くでもやられていますが、人事の方だけでなく、エンジニアの方が同席して採用するのが望ましいかと思います。
弊社では、ビジネス職は担当部署長、人事、社長の3人体制で採用を行いますが、エンジニア職の採用やポジション配置などの裁量権の多くを自分に頂いています。
ただ、デザイナーがなかなか見つからないことには苦労しています。JobShotやリファラルでの採用をメインに行ってきましたが、デザイナー希望の方はなかなか採用に繋がっていません。デザインを本格的に学んでる方は美大や専門学校の方に多いからかもしれませんね。
CTO馬場さんのキャリアについて
馬場さん自身は、どのようにプログラミングのキャリアを積まれてきたのでしょうか。
大学2年生の授業で初めてJavaを勉強しました。ですが、大学の授業ではマインスイーパーなどのゲーム系におけるプログラミング学習が中心だったので“現場でどう活かせるのか”があまりイメージが湧きませんでした。
そこで長期インターンに行き、世の中のWebサービスがどのように成り立ってるのか学ばせていただきました。これまで独学で勉強したりもしていましたが、実際に長期インターンなどでどのようにWebサービスが作られているか直接学べた方がスキルの定着は早かったです。
自分が開発したものが世の中に公開されるという経験を初めてしたときはとても嬉しかったですね。長期インターンにも慣れてきて、自分で個人開発を始めたり、大学の友人と起業に向けたアイディアを出し合ってた時期に社長の橋本から「サイト立ち上げに携わってほしい」と声をかけていただき、Buildsに入ることになりました。
橋本から声をかけていただいたときは、とてもワクワクしましたね。ウェブサービスを一から立ち上げることを経験したことがなかったので、自分で大丈夫だろうかという不安や責任の大きさよりもワクワクした気持ちの方が強かったです。
今もこうやってCTOとして働かせていただいているので、あの時迷わず選択してよかったと思っています。
今新しく習得している技術はありますか。
最近は、開発のマネジメントを主に担当しているので、がっつり技術に触れているわけではありませんが、Flutterに注目しています。最近よく耳にすることが多く、勉強会なども開催されているのを見ますが、新しい技術を社内に取り入れながら最先端技術を利用していきたいですね。
リモートワークの課題について
リモートワークの課題観を感じることはありますか。
リモートワークにおける課題としては時間に対するアウトプットをどのように可視化するかが課題だと感じています。
リモートワークだからこそ、どのような姿勢で仕事に取り組んでいるのが分かりにくい分、パフォーマンスをいかに維持して取り組んでいくかは難しいなと感じています。
弊社では、3時間ごとの定例ミーティングでその時間内にやったことを報告したり、毎週行われる人事ミーティングや日報などで時間に対するアウトプットを確認しています。
また、リモートワークでどのようにして日々の業務を楽しむかといった点も課題に感じています。
対面でのコミュニケーション量が減っていく分、孤独に感じることも多いリモートワークの中でどうやってポジティブに働いていけるのかは今後も考え続けていきたいです。
事業・採用方針
今後の事業方針・採用方針について教えてください。
「なりたいになれる未来を」をビジョンとし、”人を変える”きっかけを提供したいといます。
弊社では「ある経験をきっかけに人は可能性が無限大になる」「きっかけ一つで自分の人生を変えられる」と考えています。
実際に、大学に入学してから特に打ち込むこともなく将来のやりたいこともなかったような方がJobShotを利用して長期インターンを始めた結果、自分のやりたいことが見つかって今の生活が楽しいと言ってくださる方が多くいます。
そういった現在時点でうまくいっていない人でも、人との出会いやきっかけ一つで今後大きく成功する可能性を持っていると私たちは考えています。
そんな未来ある方々が私たちのサービスをきっかけに成功してくれたら嬉しい限りですね。
馬場氏のビジョン
馬場さんのビジョンを教えてください。
長期インターンや教育など「人と人が出会って人生が変わる可能性を持っている瞬間」はたくさんあると思います。
そんな“人との出会い”は自分の人生を大きく左右する可能性を持っているにも関わらず、なかなかそのきっかけや人との出会いに恵まれない方々が多くいると思います。
ですので今後より多くの方に、こういった人を変えるきっかけを届けていけたらと考えています。
これまでの人生を振り返ったときに、「この経験のおかげで今の自分があります」「この人との出会いが自分の人生のターニングポイントでした」と感じる瞬間が絶対にあると思います。そんな人生の振り返りをした時に、「このサービスのおかげで幸せです」と語ってもらえるようなサービスを作りたいですね。
投稿者プロフィール
柳 恭平
テックゲート運営責任者。約3年間のフリーランスの経験をしてテックゲートに参画。 営業,企画,マーケ,広報,エンジニア対応とマルチに対応。最近ではPythonを使った業務効率化する方法を習得中。